映画で… | 好事家、チャン・チンホイ

映画で…

映画《覇王別姫》主演のレスリー・チャンで有名になった映画で、この映画を通して"京劇"を知ったり興味を持ったりした人も多く京劇ファンとしては嬉しい限り…。

今日、久々に訳あって改めて映画を試写し、確認させられる事があった。

13年前の作品。

初めてこの映画を渋谷で観たときにあるシーンが胸を刺いた。
このシーンだけ、涙が止まらなくなる。

京劇のぉ~学校…というかなんというか当時はソコに売られていった訳なんだけど…そっから脱走する二人がいる。
学校では叩かれて叩かれて芝居を教えられる…ソレが耐え切れない二人はこの世界から逃げ出す。



覇王




で、劇場にもぐりこんで当時の名優の舞台を観る。
劇場は名優に割れんばかりの喝采をおくっているなか、二人も芝居を観て大興奮する、しかし一人が…。

泣きながら…「殴られて殴られてココまでになった、俺はいつになったらこんなふうに舞台に立てるんだ」…ってシーンがある。

オイラは弟子いりなんで学校で叩かれながら厳しい授業を受けたことはない。
でも、観るたびに凄く胸をどんと刺かれる。

叩かれる肉体的な痛みとは別な耐える事は、多々あった。

でもそれは、芝居の世界だけじゃなくオイラだけじゃなく、どんな人の人生にもあるこってぇ…

あきらめた、日記の最後を纏められない!!
はい、お終い!!