中華街と獅子…
先日、縁あってボクの働いている横浜中華街・チャイナスターにあった獅子頭二頭を奉納した。
そのお礼参りにと11月23日の京劇公演前に中華街獅子舞・校友会の方々が奉納した獅子で舞をしてくれた。
中華街でお祭りごとといえば、獅子舞が出る。
あれはエンターティメントではなく、中華街では"神事"として行われている。
中華街で見られる獅子は一体一体、吉日をみて関帝廟で"開光(御霊入れ)"をされている。
鉄柱に登ったり、肩の上に立ったりと派手にアクロバティックに演出されているがソレはほんの小さな意味でしかないそう。
獅子には厄を祓う動きが巧みに織り込まれていて非常に難しい。
技だけに限らず、おいそれとできるモンではない。
わが社に獅子頭があっても本来の獅子のお役目を果たせてやれないと社長の意見で譲らせてもらった。
奉納先から里帰りといった意味も含む舞いで、普通の祭りで観られる舞いとは太鼓も違った。
店内でお祀りする"関帝さん"にもお礼をし、獅子は生きているように店の中で舞ってくれた。