ムキになる… | 好事家、チャン・チンホイ

ムキになる…

なぜだか"宦官"の事になると、ムキになる。


とある処で…「宦官についてどう思うか?」…という議題があがったンです。


宦官は去勢された男性たちです、奴隷として存在していました。

歴史では諸悪の根源のように言われるが、そんなモンは一握りに過ぎない。
宦官は中国だけに存在した人たちではありませんがぁ~、どうしても中国の宦官を中心に考えてしまいます。


中国では"中国史の恥"と言いながらも、これだけ宦官の史実(記録)が残されている国はないそうです。

…外国ではあくまでも"奴隷"としてしか存在しないので「とるにたらない存在」なんでしょうか?…中国では皇帝に代わり王朝(政権)を動かした宦官が存在したからでしょう。


中国を含め、宦官を歴史は"諸悪の根源"とらえてます…宦官が存在しなかった日本の歴史家達も…でも、"悪だけ"ではないと受け止めてます。


実際に四千余年の長い歴史のなかで"悪名高い宦官"は存在していましたが、数えると何人でしょう。

たかが、数十人にしか過ぎません。

明王朝時代には、十万(些か誇張もあるでしょう)人。
前王朝を教訓に宦官の権力、数をグッと抑えた清王朝でも、何千人が紫禁城の中で働いていたそうです。

前々歴代王朝でも大勢の宦官が宮中で働いていて、宮中では餓死する宦官が毎日何人もいたそうです。

ひとたび宮中に入ると秘密厳守のため死ぬまで宮中から出る事が許されない。
死後は実家の墓にも入ることは許されず、人して認識されない人たち…。



高力士


画像は唐代の"玄宗皇帝"と美女"楊貴妃"に仕えた、高力士という宦官の役ですよ。

実在の高力士もやはり皇帝の代わり国を牛耳った宦官です(玄宗皇帝の命を受け)…。


もともとオイらが京劇勉強し出したのも、宦官から入ったようなもんで、清朝末期、西太后は宮中の中では宦官に京劇をやらせてりもしたンすよ。


日本は"夜這い"…つまりは母系社会で、女性が男(遺伝子)を選ぶ歴史だったからじゃないですかねぇ?