醤油・・・
トンカツが好物なんスよ、っても滅多に喰わないンすけどね。
二ヶ月に一回くらい。
で、店によっていろいろ独自の自慢のソースがるンすけど・・・オイラは醤油をかける。
トンカツは醤油のが美味い・・・キャベツはソース。
・・・でも、トンカツの油が皿にたまってる処に醤油が程よく混ざったのでキャベツを喰っても美味い。
家の近所に美味いトンカツ屋が・・・誰に話しても都下の田舎じゃしょうがねぇやな・・・。
新宿にあるトンカツ屋「豚珍館」ってな処なら誰でも行けるかなぁ東京近郊の人でも旅行で来た人でも。
詳しくは↓↓
http://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Kanto/Tokyo/guide/0101/WV-TOKYO-9RALV001.html
趣味趣向で人ソレゾレっすね味付けは。
メガネ・・・
ちゃんと度は入ってる、ダテじゃない。
高校三年から視力が落ちて、メガネをかけだした。
視力が落ちた理由は、度の入ったダテメガネをカッコウつけてかけてて・・・遺伝の乱視が左目にでて、右目は近視。
でもその度の入ったダテメガネ、鼈甲だったンだぜぇ凄くねぇマジでぇ!!
入手して経路は・・・言わない。
悪いことして手に入れたんじゃなぇーよぉ!!
度の入った ダテメガネ って言葉はねぇーなぁ。
んまぁいいや・・・。
それからずっとメガネをかけてる、コンタクトにしようと思ったこともあンだけど、顔が濃過ぎるンでメガネで中和・・・メガネねぇーと石油売ってる国の人みてぇーだし。
かけだした事は丸メガネだったが、こぶ平(現・正蔵)氏に似てるとかイロイロ言われて、止めた。
で、メガネは特注、自分でデザインして造ってもらう。
値段的には、既製のメガネを買うのと変わらない、三万円程度でオーダーできる。
何軒も電話して、歩いて探した。
フルオーダー出来るかは、店によって会社によってやってる処と無い処とある。
「千枚のロットから応じます」
・・・いらねぇーよそんなにぃ!
でもねぇ・・・オーダーってなぁ何軒か廻らないと駄目だね、自分のセンスと合う店を探さなきゃならない。
だいぶ、ドブに捨てた・・・六軒目に見つけた店が一番オイラには合ってる。
東京青山・骨董通りにある"カムロ"ってな処を贔屓にしてる。
普段かけてたメガネ、もっと小さいンすけど七、八年毎日かけてる間にセルロイドの水分が抜けて光沢もなくなり、汚れも目だってきてミットもねぇンで家使いにした。
今のは舞台用に造ったモンで、重い。
フレームもデカ過ぎて、レンズがギリギリらしい。
新しく発注しようと思う。
最近じゃ安いメガネ屋も増えてるけどねぇ~。
コダワリでメガネだけは自分で好きな形をかけたい・・・。
芸者の姐さん・・・
横浜で芸者をなさっている姐さん、もう八十過ぎたお婆さんなンすけど、この方が本当に凄い…。
芸は勿論凄いが、何が凄いってばジャンケンの勝ち負けをコントロールできる。
「勝てやしないよぉ、アタシに」
「アタシ四回勝って、五回目に負けるからね」
その通りになる、コレが何回やってもそうなる、誰とやってもそうなるんだから凄い。
東京・柳橋で芸者してる頃に身に付けたそうなんだけど、花柳会の中じゃ珍しくないンだとか…。
勝だけじゃ駄目、旦那集に勝たせないと可愛くなくなる。
藤八拳をやっている内になんとなく覚えるんだとか・・・。
藤八拳とはジャンケンと同じようなモンだと思ってもらってイイと思います。
旦那・鉄砲(猟師)・キツネ の三すくみで勝負する。
旦那 は 鉄砲(猟師) に勝つ
鉄砲 は キツネ に勝つ
キツネ は 旦那 に勝つ
一勝負、三回勝てば勝ち抜き、と言う勝負。
三味線のお囃子にのって勝負が進むお遊び。
旦那集は、芸者の手の中で遊ばれてくるらいが程よく、カッコイイ。
本気になっちゃ駄目な訳だそう、分かっていながら分からないフリをして遊ぶ…カッコイイじゃんかぁ。
芸者さんも、旦那さん分かってるクセにぃ~、なんてなぁ。
ほどほどに負け、結果は可愛く勝つってのがコツなんだとか…なるほど、女の粋ってもンなんしょうね。
京子師匠の紹介記事はコチラから↓↓
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news01.asp?c=5&kiji=840
佐々 淳行氏・・・
以前、バイト先で別に専属ではなかったンすけど、この方の接客を毎回つとめた。
自分で言うのも何だけど、日舞もやっていたせいもあって膳の上げ下げ、立ち居振る舞いが綺麗ってんで店では有名だった。
そんで選ばれてたんだと思う・・・。
そりゃ~もともと太鼓持ちが志望だもんよ、座敷はまかしつくンなよぉ。
・・・店の裏では一番口が悪かったンすけどね。
10人程の団体で毎回使ってくれてた、かならず小部屋と言うか座敷で予約。
非常に腰の低い方で、料理を出す時、下げる時に、話し中だろうとなんだろうとキチント一言・・・
「ありがとう」
と言ってくれたのを覚えてる。
また、浅間山荘の話しや、東大講堂の事件の指揮をとった時の話も生で聞けた・・・本当にオモロかった。
話を聞いていたかったんで、用も無いのに仕事してるふりして、座敷に残った。
・・・バイト先の社員からは「配膳が遅いですよぉ~!」
「お前、国家のお役人さまへの配膳だぜぇー慎重いかねぇとよぉ~踏み込まれんぞぉ、店の看板にペンペン草はえんぞぉ」
・・・「いい加減にしてください」
一度は、元上司の"後藤田元官房長官"と一緒に来た事もあった・・・丁度、佐々氏が本を出版した時だったと思う。
後藤田氏は・・・なんだか可愛かった。
また毎年、新しく警視庁に入ったエリートかなんかを招待して食事会をしていた・・・。
そん時の一言が一番印象に残ってる。
「これから配属になった処に、必ずワケの解らない事を言う上司が絶対にいるからね、面白いよ・・・ちゃんと見極めて下さい。」
・・・ってな訓示(鼻笑)。
佐々氏、若い頃は恐そうなインテリヤクザっぽかったらしい(笑)。
・・・大勢を指揮するンだから、大勢の命あづかってるンだからねぇ~。
丑(道化)角の兄弟・・・
京劇の世界・・・アタクシは全くの素人なんスけど、義兄弟が二人いる。
同じく丑(道化)角が専門な二人、勿論のことプロ。
一人は日本人で・・・外国人で唯一、国立の京劇院に入団した男。
石山雄太。
14歳の中学生の頃から仲間、道化を専攻する事になった時に義兄弟の杯を交わした。
もう一人は、山東省京劇院から北京に渡り、活躍した男。
馬政宏。
日本に来て数年だが、初めて逢った時からウマがあい義兄弟に。
二人は主に立ち回りを得意とし、飛んだり跳ねたり軽業もしながら芝居をする道化役、"武丑"。
京劇の俳優は面白い事に役柄と性格が非常に重なる・・・。
二人の性格は、さすが"武"の文字がつくだけあり、男気のメンツを重んじる義侠心がたかい。
オイラは喋り、踊りなどで表現する道化役、"文丑"。
なにかにつけて二人は助けてくれる。
舞台で困ったり悩んだりした時でも、どんな時でも相談に乗ってくれる、アイディアをくれる。
本当に感謝している、ありがとう。
丑(道化)角の結束は固い・・・のかぃ?
六月四日の稽古・・・
伝統劇は稽古が簡単・・・ってワケでもないンだけど、まぁ数回しか稽古しない。
型があるんでソレに併せて打ち合わせする感じ。
久々の演目《小上墳》のあわせ・・・一回目は「でぇじょうぶかぁ!?」
ブッツケであわせたんでメチャクチャで当りまえ・・・相方のロシさんと口立てしてもう一回。
大成功・・・なんだけどぉ~台詞を日本語にするンだけどぉーまだ翻訳が終わってない。
いい加減な俗語と冗談ばかりの台詞なんで翻訳しにくい・・・。
水曜日までにあげねぇーと間に合わない。
今夜から必死・・・。
汗ダクの二回の稽古・・・気持ちがイイ。
んでも体質が変わった。
今までは体は汗ビッショリでも、顔には一切出なかった・・・汗が滝のよう。
な、なんだよぉ、痩せたのはいいが体質かわったかぁ~!?
六月四日の公演・・・イイ手応えあったっス!!
『新潮劇院2005年 京劇公演』
日時:2005年6月4日(土)
開演 19:00
場所:烏山区民センターホール
(京王線 千歳烏山駅下車)
前売:4,500円/当日5,000円(全席指定席)
前売発売予定:2005年4月1日(金)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~shincyo/
こちらのブログをご覧の方々、受付で「チャン・チンホイ」の名前を出していただければ、当日でも前売りのお値段4.500円でご覧いただけます。
是非、お越し下さい!!
ガマ・・・
京劇《西遊記・三打白骨精》と言う物語があるンすけど、ソノ中に出てくる"金蝉大仙(キンセンダイセン)"ってなキャラクターがいる。
文字によると"金のセミ"ってなってるんスけど、実は"ガマガエル"の妖怪。
何処がどうしてか中国でも間違っている"蝉(セミ)"になってる・・・。
上海で造られたアニメでは狐が正体ってな設定になってンすけど、実は違う。
まるっきりの"霊獣"の一種で、お金・・・っても小金の神の使いってな事になっている。
脚は三本、後脚が一本っきゃないって霊獣ガマ。
金ガマ仙人・・・ってのが正しい。
これは丑(道化)角の役どころ、オバサンで演じる。
以前、何度か演じさせてもらいまさいたが・・・ガマであってもそうでなくても全然物語にはぁ~関係ありません。
万博で・・・
愛地球博の中国ナショナルデーと言う中国側のアトラクションスタッフをしてきました。
面白い、やっぱいろんな人と出会えるってのはイイです。
その出会いの中には、再会もありました。
北京にいるころに、人から頼まれて京劇の"小生(二枚目)"をほんの一寸だけ勉強した事があります。
地声と裏声をいったりきたりする、特殊に声をコントロールしながら芝居する。
…脇役なんだけど、ソレを勉強してくれって言われて、先生を紹介されました。
国立の京劇学校、中国戯曲学院・中等部の校長先生、女性。
さすがは校長、独りでも十役くらい出てくる芝居を教えられる程。人物描写から、男女の関係なく動き、表情と細かく表現できる。
当時、アタクシが学校に行って習った。
校長は忙しく、学校に行くだけ行って会えなかった事も数回ありましたが、授業の時は熱心に細かく指導してくれました。
前置きが長くなりましたが、その校長先生が、万博の公演に生徒を引き連れてやって来ていた。
久々の再会、もう忘れてンだろうなぁ~…ご挨拶にいったら、名前もシッカリ憶えていてくれて、当時の細かい思いで話もしてくれました。
挙げ句には生徒を集めて…
「この人は日本人だけど、イイ俳優よぉ~」
…などと、何年後かにはプロになんだろうという子供達に紹介してくれた。
アタクシは舞台人のクセしやがって、非常に照れ屋なんで途中で…「勘弁して下さいよぉ~(照笑)。」と逃げ出してした。
先生もお変わり無く元気だった、本当に生徒達を可愛がってらっしゃいました。
・・・何十年も連絡のとれてない人との思いがけない再会、嬉しかったです。
で…生徒達。
まだ中学生、男子は化粧すると男だか女だか解らない。
変な感じがした、ンでも女子はさすが、既に女優としての心構えが何となく芽生えて来てる。
男女の差はこの頃から既にあんだね…女は実年齢より大人だよ、男が勝てない訳だって…。
その内にテカる・・・
コレを手の中で転がす、健康のために指を動かすってのから始まった"文化"。
・・・中国の文化。
コレをとにかく手の中で転がしている内に、角がとれてテッカテカに照りが出てくる。
コレの骨董もある、それはそれはキレイに細かぁい彫がされた物。
角もとれて、照りも相当なモン・・・結局は、手油で光出すンで「ゲェ~!」って思う人もいるかも。
うんまぁねぇ、確かにソウ思うアタクシも。
健康にもなる・・・指を動かすと記憶力が良くなるらしい。
セリフ覚えが悪いンじゃないがぁ、わりに後回しに後回しにするクセがある。
稽古でセリフを覚えるってヤツ、家に帰ったら脚本を開かない。
・・・覚えが良くなるかどうか、関係ないっスね。
イヤ、やる気がないんじゃない、人それぞれなだけ・・・。
後日聞いたところ…くるみがテカるのは手油じゃなくて、くるみどうしがぶつかり削れる事によって出てくる、"くるみ油"なんだそう。
つわもの・・・
だいぶんと前になるが、鳥にこった時がある。
で、そん時から世話になってる、小鳥屋の女将さん。
65歳くらい…。
今はもうオイラは鳥を飼っちゃいないが女将さんと話しをするのが好きでたまに遊びに行く。
旦那さんが小鳥屋を開いてまもなく亡くなり、女将さん独りで、小鳥屋を商い、子供3人を育てた人。
穏やかで、優しいく、可愛い人、カッコウよくもある。
この小鳥屋さん国から依託され、巣から落ちた野鳥のヒナを預かり育てて自然に返す事もやってる。
…前置きが長くなったが、なにがつわものって、オイラと話ながらも蠅を素手で捕まえて手のひらで丸め、口を開けてる野鳥のヒナに与えられる。
蠅の行動パターンをしっかり把握してる、どんな複雑な話をしてても平気。
眼は蠅を追ってるが、話は絶対に途切れないし、聞いてもくれてる。
女傑!