好事家、チャン・チンホイ -13ページ目

もうそろ・・・

先月の後半から北京は既に30℃あるそう・・・春が短いのが北京の特徴。

六月も半ばになると街にキリギリス売りが出てくる。
竹や芦なので編んだ球体の籠に容れて売ってくる。
自転車に巨大な葡萄のように括り付けて売ってたり、画像の様に三脚に立てて売ったりしてる。


キリギリス売り

キリギリスは連れ啼きってな事で一匹が啼けば、連鎖反応で他の奴らも啼きだす。
中国のは「ギジギジギジギジ」ってな感じで啼く。
軽く百匹は越えるキリギリスが啼いてるそのキリギリス売りの回りはマジでうるさい。

そっから子供や大人が夏の風物詩と買って行く・・・買った事がないンで幾らかは解らない。
んな高いモンじゃないハズ。
・・・ただ、様子が良かったり、色がイイと高価な取引になるそう。

買って帰って軒に吊るしたりして楽しむ、餌は籠の間から白菜、キャベツなどを差し込む、悪くなったら換える。


籠

キリギリスは基本的に昼間啼く虫だが、時折夜中、急に啼きだす・・・寝苦しい夜には、より一層たまらなくうるさく、暑苦しいそう。


キリギリス

他にやってみたかった事・・・

中学生の頃から役者になりたかった・・・んスけどぉ、そりゃ他にもなってみたい事も無かった訳じゃない。

高校時代は、勉強嫌って定時制にしか入れなかったが、親が許さずに翌年も一回受験をやり直しさせられた。
画をやりたかったんで工芸高校やデザイン科のあるトコロを受けなおした。
うんまぁ、結果は駄目だったンすけどね。

「職人」てもんに凄い憧れた時期もあった・・・今でも惹かれる。
BSや教育テレビで職人を紹介する番組、モノを造る番組が一番楽しい。カッコイイ。

一時期は"犬張り子"ってなモンにこって関東を歩き廻って、職人から直接買うってな事をしてた。
犬張り子は別名"東犬"ってなもんで関東一帯にしかない、せいぜい静岡圏くらいまで。
どこも後継者がいなくなっていてマジで芸人やめて、弟子入りして後を継ごうかって悩んだコトもあった。


勅使河原犬   田中犬

今では、伝統芸能(何処の国の物も同じく)ってなぁ職人に近い世界だと思う。
だから一時期は弟子入りし浅草で浪花節を唸ってたんだと思うし、京劇も続けてるんだとも思う。

コレ一筋ってな男の世界が好きなんだろうねぇ・・・やっぱカッコイイでしょ。
向き不向きはあらぁな、またその業界での別な力で止めた事もある。

職人・・・この歳で一から始めるってのは無理だないくらなんでも。


精一杯・・・

実ぁ、ここの使い方をゼンゼン把握出来てないンすよ。


ごめんなさい、コメントいただいたのも解らなかったり、返事のしかも解らなかったり。

購読の方への公開・・・ってんですかぁ、理解してないンすよ。


本当にすみませんでした。

ご勘弁いただき、以後もお引き立て、お引き回しのほどよろしくお願い申し上げます。


チャン・チンホイ

ガラじゃないが、意外と・・・

下のジャズヴォーカルリストに関連して・・・。


高校時代に女性ジャズヴォーカルリストにはまってたんスよ。
当時バイト先が、東京神田の神保町だったし隣が古レコード屋だったりで訳も解らずに随分と買ったりした。
"ジャケ買い"の割りには、自分の好きな声やアレンジの雰囲気に当ったモンすよ。

数日前になんだか姉貴の家から家具が届くってぇから掃除をしろっ、てな事言われてシブシブ・・・。

いらないモンどんどん捨てた、大切なモンは見つかンない。

そんな中に見つけた・・・おぉ~"ジュリー・ロンド"のレコード。
聴こうにもプレーヤーがない。
昨日はブラブラとCD買って来た。


ジュリー

いいねぇー色っぽいねぇ。


で、一緒に出てきたのが"モニカ・セッテルンド"そのCDも買った。


モニカ


聞きながら書いてる・・・。

ソロバン芸・・・

アタイのソロバン芸、CDになってるンすよ、スッカリ忘れてた。
んまぁ~伴奏なんすけどね・・・。

野村佳乃子さんと言う、ジャズシンガー。

ノスタルジーを感じさせる天性の歌声。
オールド・スタイルのジャズ・ソングを中心に歌いながら
現代に求められている癒しの世界を併せ持つ貴重なシンガー。


野村さんCD


コチラのCDに伴奏としてソロバン入ってます。

結構ちゃんと入ってます、テイクも一発OKしたよ・・・


↓↓野村佳乃子さんのついての詳しい情報は、HPにどうぞ!↓↓

http://www001.upp.so-net.ne.jp/angel/kanoko/

次の公演・・・

次の公演、お目見えは・・・六月四日。


『新潮劇院2005年 京劇公演』
日時:2005年6月4日(土)
開演 19:00
場所:烏山区民センターホール
    (京王線 千歳烏山駅下車)
前売:4,500円/当日5,000円(全席指定席)
前売発売予定:2005年4月1日(金)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~shincyo/


演目は・・・

《三岔口》

《小上墳》

《孫悟空--竜宮で大暴れ》

・・・の三本立てです。

アタクシは《小上墳》を演じます。

一度舞台に上がったら唄いっぱなし、踊りっぱなしの体力芝居です・・・この芝居の為に体を軽くしました。

競演いたしますは、NHK3CH『中国語会話』でお馴染みのロシさん。

ロシ   小上墳

こちらのブログをご覧の方々、受付で「チャン・チンホイ」の名前を出していただければ、当日でも前売りのお値段4.500円でご覧いただけます。

是非、お越し下さい!!

常時、横浜中華街チャイナスターでは公演しております。

そろそろ虫の・・・

瓢箪


フっと気が付くとアタクシの住んでる東京都下じゃ、三日前くらいから虫が啼き出してる・・・「ジー」ってな声です。

"クビキリ"ってな名前だそうですがきっと略名でしょう、↓の画像はトアル方が撮影なさったモノですお借りします。


クビキリ


家のコオロギも中国伝統式な容器に変えました。

コオロギ缶  缶中身  コオロギ


虫の季節のですねぇ~嬉しいですよぉ。

この日記の始めの頃に書きましたが、虫の声が好きなアタクシです、中でも"閻魔コオロギ"の声が一番です。


様子を楽しむならキリギリスですね。

日本のキリギリスは緑、茶くらいな体色ですが中国じゃ黒、紫、青、紅などとさまざまです。

体色によって声に違うんだとか・・・この秋には北京に行ってきます。


翡翠  ブルー


虫は持って帰ってこれませんが、飼育用具、容器はOKです。

虫趣味はもう一種の文化です、面白い道具が沢山あります、その内に画像付きでご紹介します。


中国のキリギリス、日本のキリギリスは啼き方が違う。

「スイーッチョン、スイーッチョン」ってのが日本の・・・

「ギジギジギジギジ」ってのが中国の・・・黒色のキリギリスは"鉄キリギリス"と呼んで鳴き声を楽しむそうです。


虫が嫌いな方・・・スンマセン。

北京弁・・・

前に書きましたが、一週間も北京から来た人間といると、喋る中国語がバリバリの北京弁になる。


もともと京劇の中の中国語にズッと触れてたんで、老北京弁・・・。

京劇師匠の娘からも・・・「百年前の北京弁よね」・・・とか言われる。

・・・27日から出勤、中華街。
北京人は少ない、近くの店に中国語で挨拶するにも・・・

「拍車がかかったねぇー北京弁にぃ(笑)!!」

"門前の小僧・・・"何タラじゃないけど、一っとう最初に触れたのが老北京弁だからしょうがない。

・・・んでも北京弁ってカッコイイんだぜぇ~!!


胡進


今、吉本の藤井隆さんの番組『上海大腕』(テレビ東京)・・・ちょっと名前は出なかったけど、オイラが紹介された嬉しいかったっス(照笑)。

そうです《外国人才芸大賽》で京劇やったのはオイラです・・・。

帽子・・・

アタイはねぇ、頭が小さいから帽子を買う時に探し廻らなきゃない・・・。

「イイねぇーこの帽子、様子がイイねぇ~ブカブカなんだけどねぇ?」
「ワンサイズだけなんですよぉ~」


ハット

・・・キャップはいらねぇンだわさ。

あぁ~そう、京劇衣装の帽子も同じ、去年の秋に北京に行った時にちゃんと計ってもらった。

帽子の後に切れ込みがあって紐を縫い付けて、しばって調節するんでも・・・ブカブカ。

頭巾

本格的な帽子店に行くとそりゃちゃんとサイズがある。
フェドーラ、カンカン帽とかもちゃんとサイズがピッタリなのが購入できる。


虎屋


普段用の帽子はね・・・どっかに、なんかイイのないかねぇ?

公演は終わり・・・帰宅

公演終わり、北京からの役者は今日の飛行機で帰国。

楽しぃ、すンごい楽しかった。

衣装の事をイロイロ教わった。
被物の事もイロイロ教わった。
芝居の事もイロイロ教わった。
業界の事もイロイロ教わった。

俳優達と、楽団達と、スタッフと仲良くなれて、ミンナで勝手に劇団員にしてくれた。
・・・あぁ~劇院の院長も認めてくれたからぁ~名誉俳優って事かなぁ?
うんまぁ、いいや。

中国では凄く有名は喜劇俳優、"猪八戒"役の名俳優。
喜劇の事をいろいろ教えてくれた、話してくれた。中国も日本も何処の国も喜劇には関係ない。
同じ人間が造り出す事、勉強になった・・・。


今回の公演で招聘された"雑技(サーカス)"のプレイヤー二名。

伝統劇とは言えエンターティメントにゃ変わりない。
芝居の雰囲気を壊さない程度にサーカスを盛り込んだ。

で、京劇俳優達よりも一番仲良くなれたのが彼、"呉勇(ウーヨン)"
日本には七回以上十歳の頃から来ているサーカスプレイヤー。
飛んだり跳ねたりは勿論のこと、技は数知れず天晴れな演戯を観せてくれた。

呉勇     呉・数珠

同じ酉年(一回り違う)って話から仲良くなれて、オイラの事を「兄さん」って呼んで慕ってくれた(照笑)。
うんじゃーってんで、酉の裏干支の兎。縁起モンでお守りにもなる。
その兎の根付を記念にやったら・・・「義兄弟の契りだよ」と手首にしてた数珠をくれた。

中国にはまだ「義兄弟」ってのが残ってるんスよ、極身近に・・・。
嬉しいね、マジでこう言うのってなぁ~。

日本じゃゼッテェーに喰えないけど、京劇やってて本当に良かったっス。

誘ってくれた今公演の団長、張紹成氏に心より感謝申し上げます。

・・・ゼンゼン関係ないプライベートで落ち込む事があった・・・この人達に中国人達にマジで救われた、少しまた自信がついた。
プライベートがダメダメで、舞台ダケが良くても、ソレはソレでいいべぇ・・・二兎を追う者一兎も得ず。

オイラが一生涯で一番やって行きてぇ事は、芝居なんス!!